W-2.佐藤奨学生 修学研修旅行


「日本の歴史や産業の原点を学ぶ2日間の修学研修旅行」

青梅佐藤財団では毎年市内の中学・高校卒業生の中から、厳正な審査の下に推薦された 男女各1名を佐藤奨学生に認定して、賞状と記念品を贈呈し顕彰して参りまし た。

財団設立30周年を記念して平成19年度より 選ばれた中学卒業の奨学生の皆さんには記念品と併せて思い出に残る ような修学研修旅行を贈ることにしております。
毎年多数の奨学生の参加をいただき、日本の歴史や近代産業発展の原点を学ぶ一泊二日のバス旅行を実施しています。


平成27年度 修学研修旅行  ・・・・H28年3月29日〜30日、参加奨学生:15名

【研修旅行日程】
   ・3月29日(火)
7:15 
 ・河辺駅北口出発<貸切バス>
 
 
 ・青梅IC--圏央・中央・東名--名古屋IC
 
12:30 
 ・トヨタテクノミュージアム 産業技術記念館見学
 
 
 ・清州東IC--東名阪・伊勢道--伊勢IC
 

17:30 

 ・鳥羽 戸田家 着・・・会食・宿泊

   ・3月30日(水)
8:00 
 ・戸田家 発
 
8:35 
 ・伊勢神宮(外宮)自由参拝
 
9:25 
 ・伊勢神宮(内宮)正式参拝
 
 
 ・お神楽奉奏
 
11:45 
 ・おかげ横町探索
 
12:45 
 ・昼食(松阪牛肉処「力也」)
 
14:00 
 
 ・帰路に着く
     伊勢IC--伊勢・東名阪・東名・中央・圏央--青梅IC
 
20:30 
 ・河辺駅北口 着


photo-1 トヨタミュージアム繊維機械館「ガラ紡機」
からくりで糸の太さを一定にする


photo-2 機織り機から自動織機へ



photo-3 自動車館
動力伝達のしくみを見る


photo-4 トヨタ生産方式を学ぶ
「必要なときに、必要なものを、必要なだけ」


photo-5 神宮参拝
神宮宮掌の案内で宇治橋を渡る


photo-6 手水の作法
六つの手順を学ぼう


photo-7 御正宮正式参拝
少し緊張気味


photo-8 神楽殿控室にて
神楽奉奏を待つ



photo-9 おかげ横丁にて
伊勢参りのお土産をしっかり買いました


photo-10 帰りのバスの中
イベント会場となりました


photo-11 老舗戸田屋での晩餐会




photo-12 帰りの昼食は松坂牛で



photo-13 添乗スタッフと女子班



photo-14 ガイドの今別府さん
奨学生全員の名前を憶えていて話しました  スゴイ!



同行の添乗員の井上さん、ガイドの今別府さん、運転士の中村さん、保健師の稲村さん、
今年もご協力誠にありがとうございました。

また、参加された佐藤奨学生のみなさんには、この修学研修旅行の体験と出会いを生かして
より良い人生を歩んでいくよう、心より願っております。



 

☆ 今年も旅の終わりに奨学生のみなさんから感想文を書いていただきました。
   いずれも前向きで頼もしい文章ばかりでした。その内の二つを原文のまま紹介させていただきます。

【感想文-1】
 今回の旅行で特に印象に残ったのは、一緒に旅をする仲間との関わりについてです。ほとんどのメンバーと初対面 だったので、最初はどうなるのかと心配でした。でも時間が経過するにつれ、仲間どうしうちとけて、良い旅にな ってきていたのが実感できました。特に、移動中のバス車内にいる時や、宿での自由時間の際には、ゲームをした り、お互いのことで色々と話をしたりと、とても楽しい時間を過ごすことができました。自分は個人的に、こうい った時間がこの2日間の旅行の中で一番の良い思い出となっています。
 また、2つの見学地でも有意義な時間が過ごせました。トヨタの産業技術館では、「トヨタ」という会社がやって きた産業の歴史について学ぶことができました。自分は車には興味があるので、車をつくるまでの過程や、自動車 会社トヨタがどのような歴史をたどってきたのかなどをみれてとても面白く、勉強になりました。また、トヨタが 最初製糸業を行っていたことも学べたのでよかったです。
 伊勢神宮では、新宮の成り立ちや歴史を学んだり、特別参拝をしたりもしました。入ってみると、他の神社やお寺 とは違った雰囲気のようなものを感じました。ガイドしていただいた人の解説も聞いていて面白かったです。機会 があればもう一度来て、今度は外宮、内宮共にもう少しゆっくりと見学参拝ができればいいなとも思いました。
 また、1日目の宿での夕食や2日目の昼食など食事もとても充実していました。特に2日目の昼食は、普段食べること ができない高価な牛肉を食べることができました。とてもおいしかったです。
 この2日間の旅行でたくさんのことが学べました。2つの見学地で学べたのはもちろんのこと、初対面の人との関わり といった面でも学べたことがありました。一緒にいた仲間はとても優秀な人達の集まりだったので少しやりやすかっ た面もあるかもしれませんが、それでも多くのことを学べました。そのおかげでこの2日間とても良い思い出となる 旅行を過ごすことができました。このような機会を設けていただいた佐藤財団の人に感謝します。ありがとうござい ました。


【感想文-2】
 今回の研修旅行で、人生に1度しか経験できないような貴重な体験をたくさんさせていただきました。トヨタ産業技 術記念館では日本の産業が発達していく様子を繊維機械の進化と共に見ることができました。機械の問題点を改善し、 開発することによって、1人で3〜4台しか動かすことのできない状態から、1人で30台も動かすことができるまでに発 達したんだなと思いました。とても衝撃的でした。
伊勢神宮では、一般の方が入ることができない場所まで入らせていただきました。とても神秘的で厳かな雰囲気でした。 周りの方が珍しそうに私たちを見ていたので「ああ、自分はすごい所にいるんだな」と実感しました。貴重すぎる経験 でした。お神楽も見学させてもらいました。お正月に聞くメロディーが生で聴けたことに感動しました。そして、1つ思 ったことは、なんで演奏している人たちは足のしびれが顔に出ないんだろうと強く思いました。私はもう限界で1度あき らめました。本当に尊敬です。
また、新たな友達もつくることができました。みんな優しくて、一緒にふざけあえて、でも根はとても真面目で。2日間 でこんなに人と仲良くなれるんだと思いました。夜遅くまで全員で遊んで、話して、それで終わるかと思ったら日付が 変わるまで温泉入って。一生の思い出です。そして、ガイドさん、運転手さん、財団の皆さんに感謝の気持ちでいっぱい です。今回の経験を決して無駄にはしないように、これから頑張っていきたいと思います。最後に、あのすき焼きの味は 死んでも忘れません。本当にありがとうございました。


コピーライト