W-2.佐藤奨学生 修学研修旅行      戻る


「日本の歴史や産業の原点を学ぶ2日間の修学研修旅行」

青梅佐藤財団では毎年市内の中学・高校卒業生の中から、厳正な審査の下に推薦された、各学校男女各1名を佐藤奨学生 に認定して、賞状と記念品を贈呈し顕彰して参りました。
 財団設立30周年を記念して平成19年度より、選ばれた中学卒業の奨学生の皆さんには記念品と併せて、思い出に残る ような修学研修旅行を贈ることにしております。
 毎年多数の奨学生の参加をいただき、日本の歴史や近代産業発展の原点を学ぶ一泊二日のバス旅行を実施しています。

コロナ禍の影響で中止となっていた令和2年度、令和3年度奨学生は日程を分けて、今年度に合わせて実施すること といたしました。
 また令和元年度奨学生については旅行は中止とし、改めて旅行に代わる記念品を贈呈することといたしました。


令和4年度 修学研修旅行 
(1)令和5年3月21日〜22日、令和4年度卒業奨学生:18名
(2)    3月28日〜29日、令和3年度卒業奨学生:15名
       3月28日〜29日、令和2年度卒業奨学生:13名

【研修旅行日程】
   ・1日目

7:15 

 ・河辺駅北口出発<貸切バス>
   <青梅IC--圏央・中央・東名--名古屋IC>
 
12:30 

 ・トヨタテクノミュージアム 産業技術記念館見学
   <清州東IC--東名阪・伊勢道--伊勢IC>
 

17:30 

 ・鳥羽 戸田家 着・・・会食・宿泊

   ・2日目
8:00 
 ・戸田家 発
 
8:35 
 ・伊勢神宮(外宮)自由参拝
 
9:25 
 ・伊勢神宮(内宮)正式参拝
 
 
 ・お神楽奉奏
 
12:00 
 ・おかげ横町探索
 
13:00 
 ・昼食(松阪牛肉処「力也」)
 
14:00 

 ・帰路に着く
   <伊勢IC--伊勢・東名阪・東名・中央・圏央--青梅IC>
 
20:45 
 ・河辺駅北口 着


photo-1 桜満開、快晴の中央自動車道
出発時は雨、日頃の奨学生の行いです!


photo-2 諏訪湖SAにて
令和4年度女子班です


photo-3 記念館ロビーにて
100年前の環状織機をバックに


photo-4 人力織機
ハタオリ機の自動化がトヨタ自動車の原点です


photo-5 自動織機
横糸を「自動で通すしくみ」の説明を聞きました


photo-6 鍛造機の実演
エンジンのクランクシャフトを一発で作ります


photo-7 ジャスト・イン・タイム
ムダのない車作りのしくみを学びました


photo-8 燃料電池自動車(MIRAI)
水素と空気中の酸素が燃料です


photo-9 豊受大神宮(外宮)
衣食住、農業の守り神です


photo-10 神宮宮掌の案内
神宮の歴史や祭詞の説明を受けました


photo-11 宇治橋大鳥居の前で
令和4年度奨学生18名


photo-12 宇治橋大鳥居の前で
令和2・3年度奨学生28名と一緒に


photo-13 内宮御正殿の前で
これより御垣内への正式参拝です


photo-14 内宮神楽殿
倭舞(やまとまい)を厳かに見学しました


photo-15 本場松坂牛のスキヤキ
「ホンモノ」を経験しよう…研修旅行の最後のイベントです


photo-16 バスガイドの今別府さん
全行程に渡り為になるお話を明るく楽しく続けてくれました


同行の添乗員の酒井さん、ガイドの今別府さん、運転士の只野さん・田辺さん、看護師の川田さん、丸島さん のご協力、誠にありがとうございました。

また、参加された佐藤奨学生の皆さん、この修学研修旅行の体験と出会いを生かして、より良い人生を歩んで いくよう、心より願っております。



 

☆ 今年も旅の終わりに奨学生のみなさんから感想文を書いていただきました。
   いずれも前向きで頼もしい文章ばかりでした。
  各学年度の一つを原文のまま紹介させていただきます。


【感想文-1:令和4年度奨学生】
 この2日間で私は想像以上のことを学ぶことができました。
初日の最初に行ったトヨタ技術記念館では、日本の自動車産業の歴史や実際の技術、日本のものづくりの基礎 となった考え方を学ぶことができた。この考え方は自分の将来にも活用することができるため、とても重要なものだった と考えている。次に行った戸田家ではおいしい夕食をはじめとするお風呂や心地よい部屋を満喫することができた。 それだけでなく、仲間とのコミュニケーションなども、そこで多くできたので、とても有意義なものになったと考える。 そして2日目に行った伊勢神宮では、とても多くの歴史や地理などの幅広い知識を身につけることができた。また、 普通の人では入れない特別のところに入って参拝できるなど、とても貴重な体験をすることができた。
 私は学校で人がやりたがらない仕事を積極的に行うようにしていた。しかしそのせいで、一時期は苦しく なったりすることもあった。けれどその頑張りのおかげで、こうして特別な体験をすることができた。だから、私は これからの将来も積極的に行事に参加したり、人がやりたがらない仕事を行うようにして、人としての自分を みがいていきたいと思う。
 本当にこの2日間、充実したものとなった。校長先生や財団の皆さま、お世話になった人に、心からの感謝 「ありがとう」と言って、この旅を終わらせたい。


【感想文-2:令和3年度奨学生】
 今回の修学研修旅行は本当にすごく楽しかったです。まず、財団のスタッフの方々がとてもやさしく面白くて、 すばらしいと思いました。特にバスガイドの今別府さんが印象的で、車内での話がお上手なのに加えて、些細な ことにも気を使ってくださったお陰で安心して全力で旅行を楽しむことができました。また、スケジュールの設定が 絶妙に丁度よくて、大急ぎで行動することもなければ、時間が余りすぎて暇になってしまうこともなかったです。
 産業技術記念館では、糸の様々な仕組みや布を織る機械の進化の話が特に印象的で、先人の知恵に驚く とともに、それを発展させてきた技術の向上に関心を抱きました。また、トヨタのJust in Timeは非常に 良い考えであり、企業の発展において重要な役割を担っていると分かりました。これは、私たちの生活の中でも有効 な考えではないかと思っているので、この考えを頭に入れて生活してみようと考えています。
 伊勢神宮では20年に1度式年遷宮行っているということに驚きました。そのこともあってか、神宮内の建物は かなり奇麗に見えました。また、天照大御神を祀っているということもあって、神職の方々の努力が垣間見えました。
 私はこの1泊2日を通して、個人的に一段階成長できた気がします。家族以外と宿泊すること自体が約3年 ぶりなので、友達と過ごす時間がどれだけ楽しいか、改めて気づかされました。こんな最高な旅行に招待していただいて 本当にありがとうございました。頑張った分報われるということをこの旅行を通して実感することができました。この旅行で 得たことを、これからたくさん生かしていきます。


【感想文-3:令和2年度奨学生】
 令和2年度の卒業生の旅行を”中止”ではなく”延期”にしてくださりありがとうございました。最初は卒業してから 2年もたってしまった私達が仲良くなれるかととても不安でしたが、高校に入学して人脈が広がったからこそ共通の 友人の話で盛り上がり、すぐに仲良くなることができました。お互いの中学だけでなく高校についての話ができるのは 私達ならではの強みだと思いました。特にホテルの部屋に同学年の女子全員で泊まったことが仲良くなるうえでの ポイントだったと感じました。全員で同じ部屋に泊まったことで派閥ができることもなく皆と仲を深めることができました。 皆で露天風呂に入ったことも素敵な思い出となり、今日出会ったとは思えないくらい仲の良い班になりました。 皆で伊勢神宮やおかげ横丁をめぐれてよかったです。話は変わりますが、高校生になってヘアアレンジやメイクの話で 盛り上がれたことも楽しかったです。
 今回の旅行で特に印象的だったのが伊勢神宮と食事です。個人的な旅行では絶対に体験できないほど特別 なことを経験できて大変ありがたかったです。すき焼きがびっくりするほどおいしかったです。
 財団の方々はじめ添乗員や看護師さん、ガイドさんや運転手さんに感謝の気持ちでいっぱいです。


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