修学研修旅行について
青梅佐藤財団では毎年市内の中学・高校卒業生の中から、厳正な審査の下に推薦された、各学校2名を佐藤奨学生に認定して、賞状と記念品を贈呈し顕彰して参りました。
財団設立30周年を記念して平成19年度より、選ばれた中学卒業の奨学生の皆さんには記念品と併せて、希望する中学生の奨学生の皆さんへは、思い出に残るような修学研修旅行を贈ることにしております。
毎年多数の奨学生の参加をいただき、日本の“ものづくり”の歴史や近代産業発展の原点を学ぶ一泊二日のバス旅行を実施しています。
研修旅行日程
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7:15河辺駅北口出発<貸切バス> <青梅IC--圏央・中央・東名--名古屋IC>
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12:30トヨタ産業技術記念館見学 <清州東IC--東名阪・伊勢道--伊勢IC>
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17:30鳥羽 戸田家 着・・・会食・宿泊
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7:45戸田家 発
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8:35伊勢神宮(外宮)自由参拝
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9:25伊勢神宮(内宮)正式参拝・お神楽奉奏
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12:00おはらい町探索
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13:00昼食(松阪牛肉処「力也」)
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14:00帰路に着く <伊勢IC--伊勢・東名阪・東名・中央・圏央--青梅IC>
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21:35河辺駅北口 着
研修旅行アルバム
1日目 出発・車中
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「富士山頂の空気の缶詰!」ガイドの今別府さん
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男子精鋭チーム
1日目 トヨタ産業技術記念館
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100年前に造られた「環状織機」
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綿をよりこにする「ガラ紡機」
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トヨタ式人力織機
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ボディの全自動溶接ロボット
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車体の構造を学ぶ
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車体の構造を学ぶ
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「ジャスト・イン・タイム」のしくみを学ぶ
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「カイゼン」の基本を学ぶ
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記念館ロビーにて
1日目 鳥羽・戸田家での宿泊
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戸田家での晩餐会
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戸田家の部屋から望む日の出
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宿泊先で見られた「蘇民将来」のしめ飾
2日目 伊勢神宮参拝
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7年後の式年遷宮御敷地
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宇治橋前にて
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内宮御正殿前にて
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五十鈴川
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神宮司廳の方から説明を受けました。
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手水舎にて作法に従って清めました
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宇治橋を背景にした集合写真
2日目 お神楽奉奏 写真提供:伊勢神宮
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「人長舞」神楽殿にて
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「蘭陵王 Ranryoo」の舞
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「納曽利 Nosori」の舞
2日目 昼食・帰路
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大好評の「松阪牛のすき焼き」
同行の添乗員の酒井さん、ガイドの今別府さん、運転士の只野さん、看護師の岡部さん、 今年もご協力ありがとうございました。
また、参加された佐藤奨学生の皆さん、この修学研修旅行の体験と出会いを生かして、より良い人生を歩んでいくよう、心より願っております。
奨学生の感想文
いずれも前向きで頼もしい文章ばかりでした。
そのうちの二つを原文のまま紹介させていただきます。
【感想文-1】
今回の修学研修旅行では、「本物に」触れることの大切さを強く感じることができました。出発前は、他校の人と仲良くできるか不安もありましたが、実際にはすぐに打ち解けることができ、とても楽しく、充実した2日間となりました
最初に訪れたトヨタ産業技術記念館では、もともと車のイメージだったトヨタが、実は織物産業から始まったことにとても驚きました。「just in time」という考え方は、とてもシンプルでありつつも効率がよく、合理的な生産方法でどんな分野でもベースとなることができるような考え方で、感銘を受けました。
宿泊先の戸田家さんでは普段は味わえないような料理や温泉を楽しむことができました。夜には、全員で集まってカードゲームをしたり、部屋に戻った後は、他の班の人と電話で恋バナをしたりして、一気に距離が縮まったように感じました。さらに、朝は早く起きて班の人たちと露天風呂に入りました。美しい海と山を眺めながら入る温泉は最高で、特に山の間から見えた日の出は言葉にできないほど美しく、その場でしか味わえない特別な時間となりました。
2日目に訪れた伊勢の神宮では、実際に行ったからこそ感じられる神聖な空気に圧倒されました。神宮内の木々はどれも美しく、江戸かそれより前から生きている木々は凛としていて、どこか緊張感を覚えるような雰囲気でした。普段は入れない場所に入ることができたり、神楽を見れたりと、おそらく人生でこれからも経験できないであろうことを経験できて、感謝の気持ちでいっぱいです。
この2日間を通して、本当に様々な経験を得ることができました。みんなと過ごした時間や、その場でしか感じることのできない景色や空気はどれも強く印象に残っています。今回過ごした時間は自分にとってかけがえのない思い出となりました。
貴重な機会をいただき、本当にありがとうございました。
【感想文-2】
この1泊2日の修学研修旅行の中で、新たに知ることが考えたこと、ためになったことや楽しかったことがたくさんあります。例えば、バスの中でバスガイドさんが話されていたことの中には、新たに知ることがありました。岐阜県中津市では、詩人・小説家である島崎藤村の故郷であるということを紹介してくださいました。島崎藤村は、中学校3年生の国語で習う「初恋」という詩を作られたため名前は知っていました。
しかし、岐阜県中津市が故郷ということは知らず、国語の授業でもあまり触れなかったため、島崎藤村のことを知るきっかけになりました。また、島崎藤村がどのような人生を送ってきたのかということもお話しされていたため、中学校生活では知ることができなかったことを知ることができました。ほかにも、バスガイドさんは長野県の諏訪湖では、天竜川を紹介してくださいました。天竜川は社会授業で知ってはいましたが、実際に見てみると上流は想像をしていたよりも細くてとても驚きました。このように、往路でのバスガイドさんのお話では普通の旅行では決して気づくことのできない各名所に関わりのある物事を知るきっかけとなりました。また、バスガイドさんのお話によって私の往路での時間は実りある有意義な時間になりました。
次にトヨタ産業技術記念館では新たに考えたこと、ためになったことが多くありました。具体的には、昔の機械を技術館のスタッフの方々が実際に動かしてくださった時に気づいたことがあります。昔の機械の動かしている時の音は1台だけでもとても大きく、その機械が実際に工場で使われていた時には当然のことですが、多くの機械が1度に使われていたため、より大きな音が工場で鳴っていた可能性が高いです。このようなことを考えた時、私はその工場で働いていた人々はすごいなと思いました。また、現在の機械の音は昔の機械の音よりも小さかったです。そのため、昔の工場で働いていた人か工場の周辺に住んでいた人から「機械の音を小さくして欲しい」という要望があったのではないかなと考えました。ほかにも、トヨタが使っている機械が「もしこうだったらな」という思いや改善点などを見つけ、次へ次へと新たな機械を今日まで作り続けてきたその姿勢から学んだことがあります。この姿勢は言い換えれば「現状に甘えず、常に挑戦し続けてきた」といえます。私は、トヨタのこの姿勢はトヨタが成長し続ける理由の中の1つだと考えます。そのため、成長のためには「現状に甘えず、常に挑戦し続ける」ことが必要だと改めて学ぶことができました。次に、神宮で感じたことがあります。神宮にある木はどれも長く太かったです。このことから、神宮では2000年以上の歴史が情報だけではなく木を見てみても感じることができるなと思いました。また、神楽では、神楽を鑑賞した場所、神楽をしている方の衣装、演奏されている音楽、全てから神楽独特の雰囲気を感じました。
最後に、1泊2日間という短い間でしたが、他の中学校の人たちと共に過ごすことができてとても楽しかったです。各見学場所で意見を交換することやホテルで共に過ごす時間は、中学校での生活では味わうことできず、別の魅力を持つ、とても有意義な時間となりました。「あまり知らない人たちのことを知り、共に過ごす」ということは社会に出ると今までより多くなります。その上、グローバル化が進んでいるこの社会は将来、あまり知らない人たちと関わることは増えていくでしょう。そんな時に、自分から進んで話しかけることがとても重要なのだとこの2日間を通して学ぶことができました。改めまして、2日間たくさんの発見や思い出をありがとうございました。