■Ⅲ-2-2 科学の窓   2025年度 子どもIT未来塾    目次表へ

「子どもIT未来塾」第7期開講! 本格派のソフト・ハードプログラミングを学ぶ全10回シリーズ

 ラズベリーパイを使った本格的なソフトウェア・ハードウェアプログラミング教室「子どもIT未来塾」が、今年もスタートしました。  2018年に開講して以来、今年で第7回目の開催となります。  本講座は、「子どもの能力には限界がない」という理念のもと、小学生からでも基礎から最先端技術まで体系的に学べる内容となっており、毎年多くの子どもたちがプログラミングの世界へと一歩を踏み出しています。

第1回 6月21日(土)・・・青梅市福祉センター 会議室
第2回 6月22日(日)・・・青梅市福祉センター 会議室
第3回 7月26日(土)・・・青梅市福祉センター 会議室
第4回 7月27日(日)・・・青梅市福祉センター 会議室
第5回 8月23日(土)・・・羽村市産業福祉センター
第6回 8月24日(日)・・・羽村市産業福祉センター
【特別編】工場見学会 8月26日(火)・・・武州工業株式会社
第7回 9月20日(土)・・・羽村市産業福祉センター
第8回 9月21日(日)・・・羽村市産業福祉センター
第9回 10月18日(土)・・・青梅市役所 会議室
第10回 10月19日(日)・・・青梅市役所 会議室
発表会・修了式



第1回 6月22日:「ラズベリーパイの使い方、自己紹介ページを作ろう」

 今回は、多くの応募者の中から、小学5年生から中学1年生までの22名が選考され、受講生として本講座に参加することとなりました。
 講座の冒頭では、青梅市の橋本教育長および羽村市の儘田教育長より、受講生に向けて温かい激励のお言葉をいただきました。
 第1回の講師は玉川大学の大竹敢教授で、講師補助の先生方とともに、計22名体制で指導が行われました。受講生たちは、ラズベリーパイの起動やシャットダウンの方法、基本的な操作方法について学び、その後、ホームページ作成に向けて、自分自身を紹介するページの制作に取り組みました。


p-1:橋本教育長



p-2:儘田教育長



p-3:塾長のおにたま先生の挨拶


p-4:グループメンバーの自己紹介



p-5:大竹敢先生の第1回講義が始まりました



p-6:さあ、ホームページ作りに挑戦!

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第2回 6月23日:「ゲームを改造してみよう」

 プロのゲームプログラマーおにたま先生こと、武田寧先生が講師で、補助の先生を含め23名の先生のもと、受講生たちは、実際のゲームプログラムを改造しながら、各コードの意味や動作の仕組みについて理解を深めました。また、LEDを点滅させるプログラムを自分で作成するなど、ハードウェアとの連携にも挑戦しました。
 ラズベリーパイや、センサーボードなどの機材は各自持ち帰り、家庭学習を楽しみます。小学5年生から中学1年生までの全受講生は、楽しく学ぶことができたようです。


p-1:おにたま先生の講義



p-2:一人ひとりに優しい指導



p-3:ゲームのプログラム改造中…みんな真剣です!



p-4:コードを入力していきます



p-5:LEDの点滅も成功!


p-6:難しい変数のお話も分かりやすく!

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第3回 7月26日:「ゲームを改造してみよう」

 公立会津大学の上級准教授・奥山祐市先生をはじめ、補助の先生方を含む計21名の指導の下、ディレクトリおよびファイル構造の基礎について学習しました。
さらに、Raspberry Piとセンサーボードを用いて、温度・湿度・照度の測定実習を行いました。加えて、LEDの点滅制御プログラムにも挑戦し、実際にプログラミングを通じたハードウェア制御の体験を深めました。


p-1:コマンドの使い方を学びました



p-2:例題ができるとスタンプがもらえます



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ディレクトリとファイル構造について学びます

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LEDを点灯させるプログラムを作りました
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第4回 7月27日:「プログラムでいろいろ自動化してみよう」

おにたま先生こと武田寧先生を講師として、補助の先生方を含め計23名の先生方のご指導のもと、ゲームプログラミングを題材にした実習を行いました。 文字の表示や文字・画像の移動、画像編集、さらには立体的な画像の動作など、さまざまな表現技術について学習しました。 最終的には、センサーから取得した値によって画像を動かすプログラムにも取り組み、インタラクティブな制御の基礎を体験しました。


p-1:おにたま先生は難しいことも分かりやすく教えてくれます



p-2:ゲームのプログラム改造は楽しい



p-3:ゲーム画面を自由にレイアウト



p-4:リンゴキャッチゲームをセンサと連動



p-5:ランゲームのプログラムは記号を使って書きます


p-6:難しいプログラムもTAの先生がサポートしてくれます

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第5回 8月23日:「ラズベリーパイをリモコンにしてみよう」

 会津大学の奥山先生が講師で、補助の先生を含め23名の先生の下、アナログ信号、デジタル信号に ついて学び、 色々な電子部品や、入出力装置に触れてみました。そのあと、それらを使ってプログラム を作成し、操作しました。 赤外線リモコンの波形を取り込み、発光させ、ロボットや扇風機を動かしました。


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奥山先生の講義です
 

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色々な電子部品やセンサーも繋いでみました
 

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faboを使ってアナログ入力とデジタル入力の違いについて学びました
 

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赤外線リモコンを利用してラズベリーパイから扇風機やロボットを動かしてみました
 
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第6回 8月24日:「Webページの仕組みを知ろう」

 玉川大学教授 佐藤雅俊先生のもと、インターネットの仕組みについてわかりやすく講義していただきました。 インターネットを使用するうえで守るべきネチケット(ネットエチケット)を学びました。
 また、隣の席のコンピューターに指示を与えて動かすことも学びました。


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佐藤先生による分かりやすい講義
 

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毎回、活発な『質疑・応答』が行われます!
 

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分からない所はTAの先生に相談して解決
 

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CGIを使用したプログラムにチャレンジ
 
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8月26日:【特別編】工場見学会:「武州工業株式会社」

 ものづくりの工場へ導入されているICT(モノのインターネット)などのシステムには、ラズパイなどのマイコンを使った いろいろなコンピュータが使われています。未来塾で学んでいることがどのように現場で活かされているのか、 実際に見学し説明を受け、今後の勉強に役立ててまいります。


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会社案内と工場見学の説明を受けました

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工場内を工程順に見学しました

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コンピュータの指示によりロボットが作業します
(写真の出典元は武州工業ホームページ)

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林相談役から今後の会社の方針を伺いました

会社情報

・場所:東京都青梅市末広町1−2−3

・社員:150名

・業務内容:自動車用部品、自動制御機械、半導体関連事業等

現場を体感し、ICTとものづくりの接点を学びました
 
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第7回 9月20日:「ラズベリーパイを音声で活用しよう」

 会津大学の奥山先生が講師で、補助の先生方含め22名の指導の下、音声を認識させたり、
指示した文字で音声を合成させることなどについて学びました。


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音声が文字に変わります
 

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難しいところも優しく教えてもらいます
 

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わからないところもみんなで相談して解決

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新しいことにもチャレンジ
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第8回 9月21日:「WEB情報をラズベリーパイで使ってみよう」

 アメダスの温度・湿度情報など、ネット情報をPCに取り込み、
その情報を利用・活用する方法を学びました。


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プログラムのコードを1人で読み取れるようになりました
 

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TAの先生方の模範プログラム発表
 

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WEBページからデータを取り込んでプログラムに
使うことをスクレイピングといいます。
 

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文字変換について学びました

 
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第9回 10月18日:「オリジナルプログラムを作ろう」

 第1回から第8回までに学んだいろいろなプログラムツールや技術を駆使して、それぞれ趣向を凝らし、  独自のプログラムを作り上げました。


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教室中プログラム作りに熱中していました
 

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ここはどうすればいいかな・・・
 

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よし、これだ!
 

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発表シートも作成します!
 

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ゲームのUI画面を作成
 

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音声でサーキュレーターを動かします
 
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第10回 10月19日:「オリジナルプログラム発表会&修了式」

最終回は、これまでの学習成果を披露する発表会と修了式を行いました。

 <来賓挨拶>
 冒頭、青梅市の橋本教育長から、受講生への励ましと激励、オリジナルプログラムへの期待などのお言葉がありました。
 その後も各受講生一人一人のプログラムの発表及びデモを熱心に参観されていました。

青梅市 橋本教育長

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青梅市 橋本教育長(来賓挨拶)
 <オリジナルプログラム発表会>

受講生21名がオリジナル作品を発表し合い、それぞれの良い点を学び合いました。 作品デモ後には相互コメントを行い、表現力と発想力を共有しました。

音声制御の発表

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【抜粋:1】音声でサーキュレーターを制御
Fabo×HSPゲーム発表

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【抜粋:2】Faboを用いたHSPゲーム
作品発表の様子1

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作品発表の様子2

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★ 名誉塾長 講評 ★

名誉塾長 清水先生

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名誉塾長 清水先生

清水尚彦 名誉塾長より温かい総評をいただきました。

どの作品もよく考えられており、発想力や工夫が光っていました。すばらしい出来でした。

来年度以降の更なる成長にも期待が寄せられました。

 <修了式>

当日は塾長 武田寧 先生が出張のため欠席となり、修了証書は副塾長 奥山祐市 先生より授与されました。

代表者への修了証授与

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受講生代表 俣村勇吾さんへ授与
各受講生への授与

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全受講生への修了証授与

★ ★ ★

2025年度 子どもIT未来塾 修了記念・集合写真

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2025年度 子どもIT未来塾 修了記念(集合写真)

補助指導員の先生方とともに

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補助指導員の先生たちと一緒に
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